『発達障がい』って軽い障がいですか

『発達障がい』って古くて新しい言葉なんです。

もう何十年も前から、「発達障がい」という言葉は医療関係の領域で使われていました。
前回、『発達障がい』の背景には、子どもの脳(詳しくは中枢神経系)の発達に
何らかの原因があるとお話ししましたが、脳に関係するさまざまな問題、
例えば、知的障がいなどにたいしても使われていました。

また、身体の障がい(目や耳、身体など)や知的障がいには
さまざまな取り組みがされてきましたが、これからお話しする
LDやADHDなどはまったく放っておかれていました。
そこで20年ほど前からこうした子どもたちの教育や福祉を求める動きが本格化しました。

平成17年(たった5年前ですが)、に「発達障害者支援法」という法律ができて、
こうした子どもたちは発達障がいとして、初めて認められたわけです。

新しい法律上の捉え方では、文部科学省などは
「知的な遅れのない発達障がい」といった捉え方もします。
このようにこれまでの知的障がいを含む「発達障がい」から、このたびの法律で定めた、
LD、ADHD、高機能自閉症(高機能というのは知的な遅れがないという意味)・
アスペルガー症候群などを総称する新しい「発達障がい」まであるのです。

知的に遅れを伴わないので、障がいとしては軽いのではないかという考え方から
「軽度発達障がい」と呼ばれたりもしましたが、かえって障がいとしては気づきにくく、
そのために不適切な対応が続くために傷つきやすい面もあるので、
「軽度」という言葉は使わないというのが一般的です。

次回は障がいの軽さ重さはどんなことから感じられ、決まってくるのかをお話します。

2010年5月19日 09:42 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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