『発達障がい』の重さ、軽さは何で決まるのか

お子さんの生育が順調であってほしいとだれしも願います。
でもひょっとしたら周りの子どもに比べて遅れているかもしれないとか、
どこか順調でないところがあるかもしれないと思い始めるとものすごく心配になります。

昔は大家族というか、子育てを経験した家族がそばにいて、
そんな心配を「あなたのときもそうだったよ」なんて、一瞬に吹き飛ばしてくれたり、
逆に、「ちょっと気になるから専門家に相談したほうがいいかも」と
一緒に悩んだり考えてくれたりしたものです。

でも昨今は親にとってなんでも自分だけで判断しなくてはいけなかったり、
兄弟数も少なく、どの程度のことが普通で、どの程度のことが
放っておいてはいけないのか判りにくくなっています。
経験ある家族によって積み上げられてきた「我が家の育児の知恵」のかわりに、
どこまで信じてよいのか判らない育児書や子育ての常識や知識が氾濫しています。

ところで『発達障がい』のあるお子さんを教育相談などで見ていると、
同じ『障がい』であっても、この子がどのように育ち、
どのように学校や社会のなかで生きていくのだろうかとその将来を考えていくとき、
やはり子どもが背負っている「障がいの重さ、軽さ」というものが
どこかにあるように思います。

それはしっかりと考えなくてはいけない課題の量と質かもしれません。
カズ先生は発達障がいのあるお子さんの相談の中では、
最初に3つの要素を見るようにしています。

(1)
一つは、知的な発達がどの程度かということです。
これは学校などで子どもにあった教え方を考えていくときとても大切な要素になります。

(2)
二つ目は、発達障がいでも自閉症などの特徴が目立っているかどうかです。
知的な発達とは違った観点です。

(3)
最後は、家庭などでの子どもを取り巻く環境が、その子どもの状態を
どれだけ正確に理解し、対応しているかということです。
しっかりと理解していないと、子どもに無理なことをいつも求めたり、
子どもだけでなく親も苦しんでいることがよくあるからです。

こうした3つの要素が絡み合って、「障がいの重さや軽さ」が
実感として伝わってくるのです。

2010年6月 2日 09:50 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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