LDと呼ばれる子ども (1)LDという名前はアメリカで生まれた

わが国では、目や耳や身体に不自由のある人を「身体障がい」といい、
知的に明らかな遅れがある人を「知的障がい」と呼びます。
学校や社会で、そうした障がいがあるために大きな不利を
その人たちが受けないように、法律もあって守られています。

平成17年4月から、LD(学習障がい)、ADHD(注意欠陥多動性障がい)、
自閉症などを「発達障がい」とまとめて呼ぶ「発達障害者支援法」
という法律ができて、こうした子どもや人たちに対しても、きちんと理解し、
しっかり社会で受け入れていこうという法律ができたことはお話ししましたね。

ではこうした名前で呼ばれる子どもたちのことをやさしくお話していきます。
まず、LDと呼ばれる子どもからはじめましょう。

LDって、何の略でしょう。
Lはlearning「学習」、つまり勉強のことです。
Dはdisabilitiesでability「能力」の前に 「うまくいっていない」という意味の
接頭語dis(英語ではdysも同じ)が付いているので、思い切りやさしくいうと
「学習する能力にうまく働いていないところがある」という意味なのです。
LDの古い医学用語にdys-lexia(ディスレクシア:読字障がい、読み障がい)
があります。
しかもdis-abilitiesと複数になっているので、不具合はひとつではなく、
いくつかあることになっています。

Disabilitiesという単語は、同じ「障がい」でも「損傷」とか「傷害」といった、
構造そのものが壊れているといった強い意味ではなく、
「働きに不具合がある」「うまく機能していないところがある」といった、
働きぶりに目を向けた、いくぶんやさしい意味合いなのです。

今からちょうど半世紀前、1960年代初頭に、アメリカで
こうした特徴をもつ子どもたちへの教育支援を求める親や関係者たちの
呼びかけで登場してきた比較的、新しい障がい用語なのです。
アメリカでは10人に一人は特別な支援が必要といわれていますが、
そのうちの約半分以上、5~6%がLDといわれています。

2010年7月14日 09:35 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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