自閉症と呼ばれる子ども(2)自閉症の診断は3つの特徴ある行動からされる

自閉症の特徴は、3歳位までに現れ、
(1)他人との社会的関係を作ることのむずかしさ
(2)言葉やコミュニケーション能力の発達の遅れ
(3)興味や関心が狭く特定のものにこだわりやすい
といった三つの行動の特徴をもつと医学の診断書には書かれています。

こうした特徴ある行動を示す自閉症のうち、
知的な発達の遅れを伴わないものを高機能自閉症といいます。
また、前回も触れましたが、3つの特徴のうち2番目の特徴が薄い、
コミュニケーション能力に遅れのないタイプをアスペルガー症候群といいます。

こうした行動の特徴は、他の発達障害にも共通していることですが、
脳、つまり中枢神経系の発達に関係する原因がその背景にあって、
そうした特徴が出やすくなるといわれています。

よく、自閉症は治るのですかという質問を親御さんから受けます。
本当は治りますと言ってあげたいのですが、こうした特徴は、
現代の医学ではまだ治せるといいきることはできません。
今言えることはその特徴が続きやすいことをしっかり受けとめて、
無理解や的外れな指導によって子どもを苦しめないように
理解しながらていねいに指導していくことが必要だということです。

私たちは子どもの発達の特徴をしっかり理解して、
その子どもの発達する力を上手に伸ばすことによって
ある種の育ちにくさを改善し、乗り越えていくことができると思っています。

無理解や的外れな指導といいましたが、ただ叱ったり、親御さんがイライラして
子どもにあたったりしては、伸びる力もなえてしまいます。

私の好きな言葉に
「私たちの教え方でうまく学べない子どもには、その子の学び方で教えなさい」
という言葉があります。

自閉症のあるお子さんは、みんなに通用する教え方では
なかなか学びにくい時がありますが、
その子ども独自の学び方で自然に学びとっていく面もあります。
このあたりが自閉症指導のコツというか、ポイントといえるように思います。
次回はこのあたりについてお話します。

2010年10月20日 10:00 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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