Q&A(カズ先生からの返信)

2010年12月22日のQ&A」にコメントを寄せていただいた
保育士のまやさんへ

このご質問にやさしく、正確に答えることはむずかしいと思います。
見極めとか、見立ては専門家にとってもっとも経験を必要とすることだからです。

私たちは、発達診断のための項目やどの程度の遅れやずれを支援のニーズあり
と判断するかどうか、それこそが深い知識と技量ということになります。
理論的には100人子どもがいて2~3人程度にしか見られない遅れなら
はっきりした遅れといいますし、10から15人程度であればボーダー域と考えます。
発達には個人差もあるので、大切なことは気づきとていねいな観察です。
保育園や幼稚園なら、そうした気づきを経験ある先生がたと共有することです。

LDの可能性についてのご質問にも、同じ答え方になります。
そうした気づきを保護者とも共有し、やたらに心配したり特別視したりするのではなく、
必要に応じて信頼できる医師や専門家に相談することをお薦めします。
素人判断や心配のしすぎ、逆に「なんでもない」といった気休めも適切ではありません。

先日お会いしたお母さんは、お子さんが4人いて、4人目の発達障害のある
お子さんの状態について「これは何かある」とずっと思っていたそうです。
学校では「もっと大変な子どもがいる」「心配のしすぎ」と言われ続けたそうですが、
納得できず、一人の信頼できる専門家(私の弟子だったのですが)と出会って
初めて発達障害とわかり、そこから子どもへの適切な理解と
よい支援と育ちが始まったと話してくれました。

保育士さんや先生は、経験のなかでそうした気づきの最前線にいるわけで、
慎重かつ敏感に、周りのお子さんとの相対的な発達の差をみていくわけですね。

2010年12月30日 10:51 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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