Q&A(カズ先生からの返信)

2011年01月13日のQ&A」にコメントを寄せていただいた
violetさんへ

今年の大学入試センターから初めて発達障害が、
障害の特別措置の区分として認められました。
しかしほんとうの問題は無事入学できたとしてその後です。

まだ高等教育(大学・短期大学・高等専門学校)での理解が始まったばかりですので、
容易に答えは見つかりません。
全国の大学で、障害学生は約7000人、これは全学生のわずか0.2%でしかありません。
しかも発達障害と認められた学生は、昨年度は299人、本年度は569人ですから
まだ微々たるものです(日本学生支援機構調査より)。

まさにこれからの課題というわけです。
私はまず、大学の保険管理センターにご相談されることをお勧めします。
米国などでは、大学には学生支援センターがあり、必ずこうした
学生のための相談窓口があり、具体的な支援が受けられますが、
わが国では障害のある学生に対する理解と支援はきわめて薄いというのが現状です。

各大学の保健管理センター、(障害)学生支援センター、学生相談センターなど、
直接働きかけることから始めてみてください。
インターネットの利用もしてみるべきです。
そうした場合、あまりよい反応が返ってこないことにがっかりされるかもしれませんが、
あなたのそうした努力の一つ一つがあなたのお子さんだけでなく、
続く子どもたちの明日の扉を開くノックとなるのです。
私たちもそうした努力を重ねて、重い扉を少しずつ開けてきました。
一緒に諦めずに、理解と支援の扉を叩いてまいりましょう。

PS
諸外国の支援の様子など、いろいろな資料がそろってきておりますので、
それらをご覧になると、元気が出てきます。 

2011年2月15日 16:46 | | コメントを読む (1) | コメントを書く


コメント

先生、お返事有難うございました。身の引き締まる思いで読ませて頂きました。

実は息子は無事希望の大学に合格しまして、不安を抱えながらも少々浮かれて新生活へ向けての準備などをしておりました。

大学へ入学手続きをする際、果たしてやっていけるのだろうかととても不安でした。発達障害に対応した前例があるか等聞きたいと思いました。けれども入学許可証を頂くまでは問い合わせをしない方が良いような気がして、まだ相談していません。勇気をふりしぼって、入学前に相談してみようと思います。

今手元に「大学生の発達障害(佐々木正美・梅永雄二監修)」「発達障害と大学進学(アン・パーマー著)」等の本があります。今までは息子の目にふれない様にして読んでいましたが、今後は息子と一緒に、取り組むべき課題を明らかにし、対処法をさぐっていかなければと強く思います。

温かい励ましのお言葉、本当に有難うございました。先生のお返事を読むと元気が出てきます。

Posted by: violet | 2011年2月18日 01:03


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