子どものよりよい教育環境を求めて

前回、発達障害のあるお子さんのために米国に留学させたい
というお母さんのご相談をテーマにしました。

カズ先生の回答は、よほど条件が整わない限りは
安易にお勧めできないというものでした。
特にお子さんが就学前はもちろん、小・中学生位の年齢の時は、まず、

(1)できるだけ安定した家庭環境を優先する。
子どものよい環境を求めて、家族がバラバラになるようなことは避ける。

(2)家族ができるだけバラバラにならないことを優先するとしても、
家族のどなたかが大きな犠牲や負担を受ける決定は慎重にする。
例えば、思い切り仕事をしたいお父さんが、
家族での転勤をあきらめ出世コースから外れるとか、
兄や姉を残してその子どもとご夫婦が転居するとか、
いろいろなケースがありました。
あの時、もっと家族全体の幸せを考えるべきだった
という話を後から聞くのはつらいことです。

(3)理想の環境を求めても、見ると聞くでは大違いといったこともあり、
重大な選択をしたのに思ったほど良くなかったということもあります。
なんだか、幸せを求め探し回ったら、結局それは身近にあったという、
「青い鳥」の童話のようです。

家族のみんながそれぞれに幸せを感じなければ、
それは子どもを育てるよい環境とはいえません。
もしも海外で暮らすことが、家族のみなさんにとって望ましく、
必ずしも成人してからも日本に帰ってくることが絶対条件とならないなら、
よい支援を受けるための移住もあると思います。
発達障害のお子さんを連れて、ハワイに移住されたご家族も知っております。
海外でなくても、国内でより良い教育環境を求めて転居された例もいくつもあります。
お父さんの転勤にいつも家族がついて行き、その地で少しでも良い環境を探したり、
ご自身が積極的に親の会を立ち上げたりした方もいました。

お子さんのことを考える時、家族を単位として考えること、
そして、漠然とした期待ではなくしっかり情報を確かめなくてはなりません。
いつも言っていることですが、しっかりご夫婦、家族で考えた結論は、
困難への克服力の源ですし、たとえ不調になっても、
それは再考や次のよいバネになるものです。

2011年7月27日 09:43 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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