心理検査にもいろいろある -見えやすい発達と見えにくい発達-

以前にも、心理検査のお話をしました。
最近、いろいろな心理検査が使われますし、そうした検査の使い方や
結果の扱い方にも大きな変化がみられます。
カズ先生の専門は発達心理学なので、
長くそうした心理検査の開発にも携わってきました。
今日はそうした心理検査と保護者の検査との付き合い方についてお話しましょう。

子どもさんの発達になにか心配がある場合には、
心理検査を使うことがよくあるのですが、
それは発達検査、知能検査、認知検査などと呼ばれるものです。
発達検査の多くは、知的な発達、からだの発達、社会性の発達など、
発達のさまざまなことを広く、総合的に見ます。
それは小さなお子さんの場合、そうしたさまざまな発達が
総合的に関係し合いながら育っていくことが多いからです。

からだの発達のよいお子さんは知恵づきもよいことが多いといわれます。
やがて、子どものさまざまな能力は分かれてくるようで、
運動能力、ことばの能力、数の能力、芸術的な能力と、どれも同じようにではなく、
その子その子によって特徴があり、それが個性ともなるのです。
こうした発達検査は、実際にお子さんに課題を与えてみることもありますが、
保護者の方へ質問する形で行われる形式のものも多くあります。
発達全体の姿をおおよそ捉える、気づきのための検査といえばよいでしょう。

からだの発達などは見えやすい発達ですが、知的な発達や
社会性(人と付き合う力など)の発達などは、よく観察しないと見えにくい発達です。
なかでも、学校でお勉強をするとき、その基礎となる知的な発達は
最も見えにくい発達ですし、親御さんも気になる発達といえます。

このブログでお話してきたLDやADHD、あるいは
自閉圏(高機能自閉症・アスペルガー症候群)のお子さんなど、
いわゆる発達障害系のお子さんの場合、個性が強いというか、
どこかに学びにくさを併せもつお子さんがおおく、
知的な発達がどうなっているかは専門的な立場からはきちんと見ておきたいわけです。
それをしなければお子さんのこれからの発達についての見通しや
よいアドバイスもしづらいのです。

それではどんな心理検査があって、親としてはどこまで知ることができるのか、
どのように役立てていけばよいのかなどについてお話していこうと思います。

2011年10月 5日 09:49 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


コメントを投稿する

ブログの管理者が公開を承認するまでコメントが反映されない場合がありますので、ご了承ください。 また、投稿されたコメントはフジテレビKIDSが企画・制作する映像物や出版物、ウェブサイト、広告宣伝などで利用させていただく場合がありますのであらかじめご了承 ください。