学校はどう理解すべきか

親御さんのなかには、うちの子どもが行っている学校、
うちの地域の学校は遅れている、理解が進んでないと、
批判的におっしゃる方が意外と多いものです。
でも、熱心で理解のある先生方がたくさんいらっしゃる一方で、
これでも教育者?と思わずつぶやいてしまう現実もまだまだあるようです。

つい先だって、ある大手の新聞に、
『高機能自閉症を抱える関東地方の当時小学6年の男児(12)が3月、ほぼ全教科の成績を斜線(評価なし)とする3学期の通知表を渡されていたことが分かった。男児はクラスの授業に出られなくなっていたが、ほぼ毎日登校。発達障害児らを支援する「通級指導教室」(通級)は週3時間しかなく、保健室や図書室で過ごしていた。専門家は「学習支援が不十分で、通知表の評価が全くできないほど放置していたのは問題」と批判している。』
という記事が載りました。

お母さんによると、この子は集団行動や字を書くのが苦手な一方、
知能指数は高く、年500冊以上の本を読み、
通級する学級では算数や図工、集団行動などを学んでいる。
通知表は所見欄に「毎日少しでも教室で過ごそうと取り組んだ3学期でした」
などと記されたが、国語以外の学科評価は斜線だったという。
お母さんは「存在を否定されたようでショックだった」と話しています。

みんなと同じことができなければ、成績が付けられないというのでしたら、
その子どもがどのように学習しているのかを、親にていねいに説明するべきです。
私の好きな言葉に、
『私たちの教え方で学べない子どもにはその子の学び方で教えなさい』
という言葉があります。

この子どもの学校がある教育委員会も、
「成績をつけない場合は事前に保護者に説明する方針だが、
 対応が不十分だったなら申し訳ない」と述べたそうです。
子どもを人間として大切にするということは
こうした日常的なことからきちんとしてほしいと思いました。

通級による指導は、国の規定で週8時間まで通えますが、
この子は週3時間に設定され卒業まで変わらなかったそうです。
口頭でならテストを受けられるのですが、そうした対応はなかったということです。
今回のことに対して、文部科学省の特別支援教育課は
「一般的に保健室での学習や通級による指導も参考に、評価はできるはず。
 子どもの状態に応じた支援を検討してほしい」と話しています。

2012年6月27日 08:38 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


コメントを投稿する

ブログの管理者が公開を承認するまでコメントが反映されない場合がありますので、ご了承ください。 また、投稿されたコメントはフジテレビKIDSが企画・制作する映像物や出版物、ウェブサイト、広告宣伝などで利用させていただく場合がありますのであらかじめご了承 ください。