最初の相談 ー 専門家との付き合い方

ブログに届いたご質問にお答えします。

カズ先生、初めまして。
悩み苦しみ、ようやく先生のページにたどりつきました。
小6の娘は、まだ診断を受けていないのですが、算数が極端に苦手&手先が不器用等、
間違いなくLDだと思います。
親としてまずしなければいけない事は何でしょうか。助けて下さい。

子どもの状態は誰よりも、親がしっかり知らなければよい支援は受けられません。
さて、LDやADHD、高機能自閉症・アスペルガー症候群等の場合、最初のご相談では、
(1)知的な発達はどの程度で、認知能力に何か特徴があるのか。
(2)発達障害としてはどのような特徴、つまりLDやADHD、特に自閉症としての特徴、
あるいは重複性がみられる子どもなのかどうか、そして、
(3)二次的な障害がみられるかどうか。
つまり発達障害としての特徴を理解されぬままに不適切な対応が長く続くと、
自信をなくしたり、無気力になったり、
あるいは欲求不満から怒りっぽくなったりします。
支援にあたってはまずこうした二次的な問題から解決していく必要があります。

これらの点については、専門的な観察とアセスメントが必要になります。
親にとっては、自分の子どもが発達障害であること自体を
なかなか受け入れにくいこともあります。
でも、現実から目をそらして本当の解決や改善はありません。

専門家には、医師や心理の専門家、経験豊かな教育者がいます。
そうした人々を地域で見つけることから始めます。
同じ悩みを持つ親の会などにそうした地域のよい専門家の情報を
教えてもらうのもいいと思います。
また最近は、学校には特別支援の相談を担当する
特別支援教育コーディネーターという役目(窓口)の先生が必ずいます。
コーディネーターの先生はいろいろな情報や知識をもっているので
まず最初に相談するのもいいでしょう。

信頼できる専門家を見つけることは保護者の大切な仕事だと思います。
大切なことは、そうした専門家と付き合う場合、
最初の専門家の説明がどうしても納得できなかったり、
不信感を持ってしまったりすることがあるということです。
そんな時は別の専門家を見つけ相談します。
これをセカンド・オピニオン(第二番目の意見)を求めるといいます。
もしも第一、第二の見立てが共通しているなら、その結果は
おそらくかなり正しい現実だと受け入れるべきでしょう。

自分にとって受け入れやすいこと言う専門家が見つかるまで
転々と探し回ることは「ドクター・ショッピング」といわれ、
その間、子どもには適切な支援が開始されないことが多いものです。
こうした不毛の時間はできるだけ避けたほうがよいことも心に留めましょう。

2012年8月22日 07:01 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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