スピルバーグもLDだった

先月のことでした。
「未知との遭遇」「E.T.」「ジュラシック・パーク」などの映画監督として有名な
スティーブン・スピルバーグが自分にもLD(学習障害)があり、
それが原因で子ども時代にはいじめられていたと
インタビューでカミングアウトし、話題となりました。

映画好きのカズ先生は、先にあげた映画だけではなく、
初期の、山道でうっかり追い抜いた大型トレーラに追走される、
しかも運転手の顔は最後まで見えないという怖い映画「激突!」や
あのサメの映画「ジョーズ」、人種問題を鋭くえぐった
「カラーパープル」「シンドラーのリスト」など、
実に多彩かつ優れた監督として尊敬していました。

そのスピルバーグが、子どもの頃
「学校へ行くのが大嫌いだったが、映画づくりを通して救われた」
と語ってくれたのです。
彼がカミングアウトしたのは、LDのタイプとしては最も一般的な
読み書きの困難である「ディスレクシア」と呼ばれる障害でした。

5年前に初めて診断されたそうですが、
「子どものときからの自分についての大きな謎が解けた」
とも語っています。

小学生の時は読み書きのレベルが同級生より2年も遅れ、
「3年生のころは、みんなの前で読まされるのがいやで、学校へ行きたくなかった」
「先生も心配してくれたが、まわりではLDについての知識があまりなく、
 勉強をなまけていると思われた」
と打ち明けています。
また、LDがきっかけでからかわれ、いじめられたことも明らかにしています。
「中学時代が一番つらかった。
 他人の立場から自分を見ることがまだできない子どもは
 本当にきつく、嫌なことをする。
 でも今は理解できるし、恨みもないが、大変だった」
と話しています。

今でも、本や脚本を読むのに、人の倍近く時間がかかるそうです。しかし、
「自分が被害者と思ったことは一度もない。
 映画づくりが、負わなくてもいい重みから私を救ってくれた」
とも述べ、10代の初めから撮り始めた8ミリ映画が
彼のこころの支えになったと話しています。

スピルバーグ監督、あなたの今回のカミングアウトは、LDで悩んでいたり、
自信を失いがちだったりした子どもとその保護者に、
どれほどたくさんの勇気と生きる力を与えてくれたかわかりません。
本当にありがとう。

2012年11月14日 09:12 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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