母親の本音と仲間の大切さ

以前、「発達の障害と親子関係」という、LDのある子どもを持つお母さんの
悲痛ともいえる本音の声を紹介しました。
そのブログに、別のお母さんがこんなお便りを寄せてくれました。

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お母さんのお気持ちとてもよくわかります。
私も同じ道を通ってきました。
「息子を愛していない母なのだ」と随分自分を責めて悩みました。
それを救って支えてくださったのが専門家であり、
親の会で出会った同じ悩みを持つ気の合う友人です。
成人した発達障害の息子を持つ先輩として応援したいと思い、
コメントさせていただきました。

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LDのある人々はたいへん個性的な状態にあるといわれます。
こうした個性的な状態は周囲から理解されにくく、わがままとか、
自分勝手とか、しつけが悪いなどといった誤解を受けやすいのです。
同時に、学校でも学習や行動面で大きな不利をこうむりやすくなります。
成長過程でこうした不利さが高じると、意慾や自信を失ったり、
人間として大切な自尊心さえ失いがちにもなったりします。

そんなわが子を身近で見続け、付き合っていく家族、特に母親は、
自分のお腹を痛めた子だけに、つらい気持ちもひとしおだと思います。

精神科医のリチャード・ガードナーは、そのつらさの反動として、
自分のすべてを犠牲にして無理なほど献身的に尽くす母親もいれば、
逆に、わが子に対して無感動、無関心になったり、そのいら立ちを
周囲の人々やわが子に直接向けがちになったりする母親も珍しくないと述べています。

特に、一番頼りになるはずの夫が非協力的だったり、妻に任せっぱなしだったりすれば、
いつも強い孤立感の中で子育てをそして生活をしなければならなくなってしまいます。

同じ悩みを持つ仲間ができるとずいぶん違うのですが、
お母さん自身が自分の子どもを比較されたりするのが嫌で、
付き合いを避けるようになったり、
一層その孤独感を深めていってしまうこともあるようです。

私はこうした母親が抱えがちな困難にたいして、
一人でいつも立ち向かうのではなく、その悩みやつらさを我慢するよりも、
愚痴でもよいから聴く人が必要だと思います。

専門的にはカウンセリングといいますが、じっと我慢するよりも、
外へその苦しさを吐き出すほうがむしろ自然なのです。
人には強さと弱さの両方があるものです。
弱さを認めたり、受け入れてもらったりできなければ、
強さを発揮することもできないのでしょう。
こうした子どもたちを育てている保護者の会が全国にたくさんあります。
NPO全国LD親の会もそうしたものの一つです。

2012年11月28日 09:40 | | コメントを読む (2) | コメントを書く


コメント

本音を言います。
苦しくて苦しくてたまりません。
あんなに望んで産まれてきてくれた娘。
毎日毎日愛しくて大切に育ててきました。
あれから9年、娘がいない方がどんなに楽かと考える自分がいます。
一番苦しいのは娘。
本当にごめんなさい。だめな母親です。
あなたの障害を無意識に邪険にしてしまって。
本当にごめんなさい。
愛しいはずなのに、苦しいです。
本当にごめんね。

Posted by: ピーチ | 2012年12月 4日 19:14


こんにちは。
私は、9歳の男の子(AS)6歳の女の子(AS)の母です。
息子が4歳の時、高機能広汎性発達障がいと診断されました。
それから、息子のことを知りたくて、講演会や発達障がいのことが書かれている本を読んでいて、理解も不十分ながらに「情緒障害学級が必要」とおもい、活動を始めました。
私の住んでる市では、11校ある小学校の内設置されてたのは、わずか3校でした。
校長先生にも何度も要望書を提出しましたが、校長先生からは「無理です。予算がないです。」の言葉が返ってくるだけでした。
私は、市議・県議にアポを取りお話を聞いていただいたり、教育委員会へ直接相談へ何度も行ったのですが、返ってきた言葉は「予算がない」「私たちが県から指導を受ける」という言葉でした。
学校も教育委員会も動いてくれる様子が無かったので、署名活動をし教育長に直接、新聞記者の前で、集めた署名を手渡しました。
残念ながら、「次年度に設置は無理ですが、その次の年には、必ず作ります」と、教育長からの言葉をいただきました。
何とか、息子が就学するときに設置することができたのですが、担任の理解不足で息子は不適応を起こしてしまい。担任も体調不良を理由に辞めてしまいました。
それがきっかけで、私たち親子は先生たちからも無視され、PTAの方たちの間では、よくない噂がたちました。。。
子どもの為に一生懸命「強い母でいなければ・・」そうしているうちに私は、本当の自分が出せなくなっていました。。
誰にも弱い自分を見られたくない。。
頑張ってるお母さんでいたい。。
でも、学校側に子どもの話をしても伝わらない・・
何度も先生が変わる・・
私が弱すぎるからでしょうか・・
もう、頑張りたくないんです。。

Posted by: 琥珀 | 2013年2月28日 11:00


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