小笠原にて

カズ先生、3月いっぱいで仕事の区切りがついたのをいい機会と、
かねてより考えていた小笠原旅行を決行しました。

まだ積み残しの仕事もあるなか、「ちょっと1週間ほど出かけてきます」、
「海外ですか」、「ええ、まあ」とお茶を濁すのですが、
島なら海外に違いあるまいと思いつつも、仕事でもなく、
ただの遊びでの1週間、なかなかおいそれと言い出せない小心者です。

台風はあるまいと選んだ時期でしたが、行きも帰りも低気圧に見事にぶつかり、
6~7mの波、船は通路もまっすぐ歩けないほどの揺れでした。
幸運にも、驚くほど酔い止めが効いて、片道25時間、
往復50時間の長旅でしたが、7割以上、寝ていました。

目が覚め、レストランが空いていればよろけながら行って食事をし、
かえってまた寝るの連続。
快適とは言えないまでも、心配していた船酔いがなかったので、
わたしのようなADHD気味の人間は何もすることがないというのが苦手ですし、
話し相手がいないというのも時間を持て余してしまうのですが、
ただただ寝ていて時間が経ってしまったというわけです。

東京から直線で1000km南の日本のガラパゴス、
南海の楽園なんていうイメージは
島の歴史を知るとあっという間に吹き飛んでしまいました。
江戸時代より領土保全の最前線でしたし、欧米系のマッコウクジラ漁師の基地、
その関係でペリーも来航、第2次世界大戦中はさらに南の硫黄島ともども、
前線基地であり、たくさんのトーチカや高射砲(高角砲)の残骸、
美しい海岸に沈められた船の姿など、まさに戦争の厳しさ、
平和の大切さを教える島でもありました。

クルーザーでの無人島上陸、ホエールウォッチング、小笠原固有種のサンクチュアリ、
さまざまな天然記念物など、まさに世界遺産にふさわしい島でもありましたが、
改めて島国日本の知られざる島国の成り立ちを感じた次第です。
もっと大きな客船による、小中学生の研修クルーズもあるとのこと、
日本の歴史、日本の自然を学ぶ教室として、
多くの子どもたちに経験させたい島だということを痛感しました。

2013年5月15日 08:36 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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