発達障害のある子どもへの最初の教育アクションは低学年です。

発達障害と呼ばれる個性豊かな子どもたちが目立ってきています。
発達障害のある子どもの多くは、知的な発達が遅れているわけでも、
からだに目立った障害があるわけでもありません。
できることとできないことにむらがあるというか、
いろいろな能力があまりバランスよく育っていない子どもたちなのです。

どうしても自分勝手だ、マイペース過ぎる、努力が足りない、
わがままだとか言われがちです。
家庭でも園や学校でも、保護者や先生方も
どう理解し育てていけばよいのか悩むことも多いようです。
こうした障害は個性として受けとめればよいとはいうものの、
集団での行動がうまくいかないことも多く、
仲間とのトラブルも少なくありません。
親のしつけや育て方に問題があるといわれることもありますが、
決してそうではありません。
子どもの発達そのものの特徴なのです。

でも放っておけば、素晴らしい能力を内側に秘めていたとしても、
それを十分に発揮したり、伸ばしたりすることができません。
反対に自信を失ったり、心を傷つけてしまったりすることもあります。
発達障害のある子どもたちにできるだけ早く気づき、
その成長をていねいにフォローし、子どもが求める必要な支援を
していくことが何よりも大切なのです。

アメリカでは義務教育年齢の5歳から小学校3年生の時期に、
決定的な読み、書き、算数の遅れを出さない「落ちこぼれ防止法」
という法律が2002年に成立しています。

日本でも全く同じです。
ただ教室の多数の子どもに焦点を当てた教育ではなく、一人一人の子どもを理解し、
誰一人落ちこぼさないという態度が大切なのです。

ただ、いろいろな子どもがいるので、気持ちだけでは無理です。
それぞれの子どもの様子を正確に、客観的に理解するという科学が
そこにはなくてはなりません。
私の専門である心理学はそうした子どもたちの姿を
科学的に理解する専門的学問だと考えています。

そうしたアプローチに期待できるのは、
発達障害のある子どもをきちんと理解し上手に支援することは、
すべての子どもたち一人一人を大切に育てることの基本だといえるからだと思います。

2013年7月24日 09:18 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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