進路相談の決め手

小学校から中学校、義務教育終了後の高等学校進学、大学などの高等教育への進学そして就労への進路など、子どもたちの育ち行く先々にはたくさんの進路決定が待ち受けています。

そうしたご相談も多いのですが、いつも気になるのは、「その進路は本当にその子どもにあっているのだろうか」ということです。

もちろん、みなさん必死に考えているのですが、一番心配なのは「親の希望で行かせたいところ」とか「いけそうなところに行く」といった、そこで子どもがうまく育つかどうかという視点がやや弱いときです。

たしかに子どもたちにしても「みんなが行くから僕も」とか「よくわからないから親や先生の言うとおり」といったこともないわけではありません。

子どもの気持ちの尊重という場合でも、どれだけ客観的な情報が本人や保護者に理解されているかが鍵となります。

たくさんの挫折やつらい思いをしがちだった子どもに、「努力」だけを強いるのは酷です。

具体的にこうすればこうなるとか、こんなことができそうだといった例が分かりやすいと思います。

実際に、子どもとよく相談して、子どもの気持ちを汲んで、より適した道に進んでも、壁や失敗は必ずあります。その時に、どうすればよいのかを前向きに相談できれば、「失敗も次の前進のバネにすることができる」ということです。

「先生がそうしろと言ったから」とか「お母さんがそうすすめたから」では、初めから失敗しやすいし、その失敗も次のバネにもなりません。

進路決定の決め手は、
(1)進路先についての豊かな情報
(2)本人の能力や特性についての客観的な把握
(3)本人自身の理解と希望
(4)できるだけ具体的な体験と相談
といったところでしょうか。

(1)、(2)は保護者の協力と理解が大切です。
それらをもとにした(3)が何よりも大切です。
(4)の実際に行ってみることや、見てみることも必要です。

こうして子どもの理解や気持ちを考えたうえでの相談は、その道での困難への対応力を強めますし、失敗しないための対策や失敗したときでも次の対応策へのより速い、より可能な道への相談を続けることを可能にします。

2013年10月 2日 08:52 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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