ある先生からのお便り

先日、学校の先生方向けの講演で九州に行ってきました。
そのあと届いたある先生からのmailです。

『昨日、九州で講演を聴かせていただきました。ありがとうございました。発達障害のお子さんに関わっていくなかで、日々、これでいいのか?と思うこともたくさんありますが、先生の講演を聴いて、「これでいいのだ」と少し自信がつきました。(子どもを観ている現場の教職員が、観ていない医師より・・・のくだりです) そして、高校・大学が先生たちの働きかけで、変わってきていることを知り、これは、「先が見えないから(高校・大学へ進学しにくい)、特別支援は受けない。」と言われている親御さんたちにも、「こんな風に変わってきているんですよ」と、ビジョンを示す一つになるなあ・・と思いました。お忙しい中、九州まで来てくださって、本当にありがとうございました。今日も、子どもたちと頑張ります。』

たくさんの専門家が支援の必要なお子さんに対して力を合わせて援助します。
家庭で直接子どもさんに接する親御さん、それから学校で接する先生は最も大切な人(キーパーソン)です。
医者や私たち心理の専門家は、親や先生方が日常のなかでの迷いを少なくし、子どもさんとよい関わりができるように具体的で適切な支援のお手伝いをする立場にあります。
私の周りにいる医者や心理の専門家は親や学校の先生を大事にします。
日々、直接子どもさんと関わるわけですから。
私は、そうした親や先生方の子どもに対する、なんとかしてやりたいという気持が、全ての始まりだと思っています。

そういえば、先月、日本LD学会が横浜で開かれ、3,400人近くもの大勢の方々が参加されました。
その席で私は「LD学会とTPP」というフレーズからお話を始めました。

TPPと言えば今、話題の「環太平洋戦略的経済連携協定」、平たく言うとTPPは太平洋に面する国々における関税などの経済連携協定のことで、環太平洋パートナーシップとも呼ばれます。
私が話したTPPはもうひとつのTPPです。

LD学会が20年で約8,000人近くもの大きな学術団体に成長したのは、設立当初から「Teachers, Parents & Professional(先生と親と専門家)」で構成されているということを、その頭文字を取って「TPP」と言ったのです。
この構成こそが学会の特徴であり、こうした子どもたちの効果ある支援を考えるうえで忘れてはならないと常々思ってのことでした。

2013年11月13日 08:53 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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