今年のカズ先生のまとめ

秋にあった私の所属する日本LD学会(LDや発達障害のある子どもさんたちの理解と支援を考える学会)での講演の原稿をまとめていて、私がLDなどのあるお子さんたちとながく関わってきて教えられたこととしてこんなメモが出てきました。

【こうした子どもたちの理解のポイント】

★障害の有無ではなく、個性の強さと考える
どうしても障害があるとか、障害がないとか、そんなことにとらわれがちです。
この子どもにはどのような支援を、どのような形ですればよいのか、そのことをいつも大切にしたいわけで、障害を理解と支援が必要な個性と考えてはどうかと思います。

★子どもの理解の一部が診断名で、診断名がそのまま支援にはつながらない
診断名がつくと、自動的に支援が用意されるわけではなく、診断名も子どもを理解するための一つの情報でしかないということです。

★個人の特性と環境との関係のなかで障害は変化する
子どもにはいろいろな個性、特徴があり、取り巻く環境、環境とのやり取りのなかで障害が意識されたり、障害が重くもなったり、軽くもなるのです。

★出来ないのではなく出来るようになるのに時間がかかる
私たちはすぐ「あの子はできない」などと言ってしまいがちですが、実はできないのではなく、できるようになるのに時間がかかったり、できるようにするのにその子に合った工夫がいるということです。

★課題を抱える子どもは、本人も保護者も困っている
教室などで、問題の多い困った子ども、トラブルメーカーなどと言われがちですが、実は、その子ども自身が一番困っているわけです。
親御さんも「しつけができていない」などとよく言われがちですが、何倍も努力をし、気を配っていることもあります。
そうした理解をすることも大切です。

★今の課題と同時に将来への見通しが説得力を持つ
いつも思うのですが、今、目の前の課題をどう乗り越えるかだけではなく、そうするとどんなふうに育っていくのか、もっと長い将来への見通しにたいして親御さんと一緒にイメージを創っていきたいと思います。

そして究極の目標は、「障害のある子どもが安心して暮らせる社会は、すべての子どもが安心して育つ社会」ということです。
こうした子どもたちは子育てのエッセンス、モデルなのです。

どうぞよい新年をお迎えください!

2013年12月25日 08:55 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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