Q&Aから

以前2E(発達障害と知能の高さという二つの特徴をもつ子どもを言います)について投稿された方からのお便りです。
別の方から知能の高さと知能検査で測定されるIQの高さとは同じかというご質問がありました。
あくまでも検査で測定される値は知能の高さの推定値という意味です。


息子は高2になりました。2Eはみなさんが思うより大変です。
知能が高いとわかっても、それを伸ばす総合的な教育や支援を受けることは日本では、まだ難しいのが現状です。
しかし、数年前に比べ医療、教育関係者の理解は変化しています。
知能が高くても支援は必要と感じて下さる方が増えています。

子どもは思春期になると扱いにくくなるのが一般的ですが、発達障害のあるアンバランスな子どもの場合、一層その傾向が目立つこともあるようです。
息子の場合、高校生になると学校でのパニックは少なくなり、他人への問題行動も減りましたが、ネット依存と不登校が半年以上も続きました。
不登校は初めてのことでしたので、とてもとても辛い日々でした。
今もネット依存は続き不安定です。
でも、彼には彼なりの理由があり、成長の一つと思うようにしています。
(想像ですが、学校でパニックになりたくない、友人に悪く思われたくない気持ちが強くなり疲れ、好きで得意なゲームに逃避しているようです。)

2Eの子どもを理解することは親も大変ですが、学校関係者はもっと大変です。
あせらず、少しずつ理解してもらったら良いのではないでしょうか。
苦しいですが、失敗した時やつまずいた時は関われるチャンスです。
この子達は経験値が成長のプラスになるように思います。
うまくいかないことが多く、それにくじけそうになりますが、そんな時こそ、それをどう対処し、そこをどう親子で乗り越えるかが、子どもを成長させると思います。

最初は孤独が目立ちましたが、最近は色々の方に許し、助けてもらえるようになりました。
高校でも支援が始まりました。
子どもは日々成長していますので、その時々をあまり悲観的に考えず、自分や周囲を責めず、日々の見方を多角的に考えて過ごしていけるといいですね。


カズ先生より。

お手紙の一部を紹介させていただきました。
子どもさんだけでなく、子育ての苦労からお母様自身の成長されていく姿がよく感じられます。
確かに子育ては一喜一憂ですが、子どもの小さな変化を喜べるようになると、よい循環が生まれ、周りを見る余裕も出てこられるようです。

こうしたお子さんの子育ては、富士山の登頂と違って、連なるアルプスの登山だといわれます。
ひとつ越えると、また次の課題の山が迫ってきます。
ひとつひとつ乗り越えていかなければという覚悟が、心の余裕と好循環につながっていきます。
お手紙のなかの、「子どもには子どもなりの理由があり、成長の一つと思うようにしています」に深く感じ入りました。

次回はネット依存についてお話ししたいと思います。

2015年3月 4日 09:45 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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