新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。
 このブログで何回このご挨拶したでしょうか。2010年の4月から始めたので6年目になります。

 さて新年、年賀状の中に、昔、指導した発達障害のある子ども達(今は立派な青年ですが)からのものが届いています。
 あれだけ将来を心配した子どもでも、予想以上の発達を遂げるものだということをしみじみ感じます。そこには本人と親と仲間のたゆまぬ努力があったのだと思います。家庭、学校、社会と生活の環境が広がるにつれ、予想以上の試練に子ども達はさらされます。
 今日、障害の軽重は、環境によって大きく左右されると言われます。まさによりよい環境に恵まれた子どもは、予想以上によい成長を遂げます。だからこそ親も先生も、そうした環境、さらによい仲間達を求めます。

 大きく育った子ども達に再会するとき、必ず二つのことを尋ねるようにしています。

 一つは、今どのように金を得ているか、どう管理しているかです。
 それは、仕事が人を作ると言いますが、自立と社会参加の姿こそ仕事につく姿であり、そこから社会的な参加としての経済活動が始まるからです。自分で稼いだものを意識し、それをどう計画的に管理し、使っているかは大事なことです。

 もう一つは、余暇の過ごし方です。
 仕事を一生懸命やっていることはわかるのですが、それを支えるのが、"仕事以外の時間の中で、どのように人間として楽しみ、過ごしているか"なのです。
 休みの時、友達とこんなことをして過ごしていると語る子どもは安心できます。
 もちろん、想像以上にたくましく、子ども達は育っていきますが、一方で、私達の手や視界から消えていった子どももたくさんいます。どうしているだろうか、あの子ども、あの親子は・・・
 
 私達の力が足りなかったことは間違いないのですが、何が足りなかったのだろうか、何がうまく伝えられなかったのだろうかと心は痛みます。きっと、別の場でうまく育って行ってくれたに違いないと思うばかりなのですが。
 残る人生、少しでもお役に立てればと、ただそれだけです。
 
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2016年1月 6日 10:00 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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