子どもの支援をめぐって忘れてならないポイント(2)

 先月、子どもの支援をめぐって忘れてならないポイントとして、1.「がんばれ」という励ましの意味と2.「みんなはできるよ」という言葉についてお話ししました。
今回はその続きです。

3. いつかできるようになる。 それはいつなの?

 「男の子だからゆっくりしているのよ」「いつか欲が出ればできるようになる」といった慰めに似た言葉はよく聞きます。
確かに、カウンセラーや専門家は親の気持ちを思ってどのように事実を共有していくかを考えます。でも、よくわからないままに、そのうち何とかなっていくといったいい加減なことを言ってほしくありません。
 親達は、不安の中で、すがるような気持ちで相手の言葉を待っています。もしも、「いつかできるようになる」というのなら、「それはいつ頃なのか」「どんな道筋を通って。そうなるのか」おおよそでもそのことを伝えるべきです。

 専門家の安請け合いや、耳障りの良い言葉の中から、親自身が判断を間違えると、それは子どもにはねかえっていきます。本当にわからないのなら、そう伝えるべきです。セカンドオピニオンを求めることにもなります。

4. 勉強よりも大事なことがある。

 二次症状(本来の症状に加え、不適切な対応によってさらに別の症状、例えば、やる気をなくす、反抗的になるなどといったことが起きてくることがあります。そんな時、学校に行かなくてもよいとか、勉強よりもっと大事なことがあるといって、慰めようとするカウンセラーがいます。確かに子どもをそれ以上追い込んではいけないという気持ちがそこにはあります。
 でも、子どもの心の奥底には、「僕だって勉強ができるようになりたい」「学校でみんなと楽しくやりたい」という気持ちがあるとしたら、軽々しく言えませんね。
 子どもがどうしてそうなったのか、そこには様々なことが積もりに積もっているのです。そうした一つ一つのことを理解し、共感しながら、具体的に何から手を付けたらよいかを、話したり、示したりしなければなりません。不登校などは、結構、行き着いたところのように思えます。

 親にしてみれば自分の子どものことは自分が一番わかっていると思いがちですが、確かにそういうこともありますが、意外とわかっているようで見えていないこともあります。
親の愛情とは、何とかわかってやろうとするそのエネルギーの大きさなのでしょうね。

2016年3月 2日 10:00 | | コメントを読む (1) | コメントを書く


コメント

いつも大変勉強になる内容を有難うございます。ここで私の子供の体験をお話させてください。先生がお書きになった通りの事をされたカウンセラーさんがおりました。当時 低学年で特に問題もなく
むしろ優秀、ただ「必ず外遊びをしなさい」という休み時間が苦痛なだけの普通の子供でした。毎日家には大勢の友人が遊びに来たり、行ったりと普通。当時 クラスに上履きを隠す暴力をふるうなどの子がおり我が子も被害を受けたり、大声で怒鳴る主幹教諭に全体の見せしめとして最前列の我が子が罵声を浴びせられるという事があり校門から家へ帰宅という事が重なり困った為スクールカウンセラーに相談すると市の教育相談で知能テストを勧められました。結果は高かったのですが教育相談所へ週一で親子で通うことに…。親子分離でのカウンセリング?を毎回受けました。子供が登校を渋ると伝ると「休ませなさい」と毎回勧めました。年配の方なので信頼を置き数年相談に通いました。その間、子供は学校を毎年一ヵ月以上は合計休みました。
今、中学生になりましたが「何故自分をあんなに休ませたのだ。小学校の勉強の穴が沢山ある困る」と。合計すると一年分は足りていないと推測されます。学校からのフォローは何もなかったですし成績も良かったので当時は安易に休ませておりました。今、中学生となり一緒に書店で小学校の問題集を山ほど購入し、穴をふさいでおります。正直、無理です。
あの時のカウンセラーは何を思って「学校は行きたくないなら休ませなさい」と言ったのか今だ疑問です。学校で相談したカウンセラーも知能テストを見て「高いですね」「クラスを見に行くと一人だけ大人なんです」とだけ。
今になって思う事は「子供は困っていたたげで休みたかった訳ではなかった」という事です。
現在の子供は塾という学校以外の居場所を見つけ楽しくて仕方がないと言います。マイノリティーな子が多い塾なので
自分を出せるようです。
キャリアのあるカウンセラーさんの「休ませなさい」は危険だと思います。今
身に染みて戻らない時間と戦っております。

Posted by: はるはる | 2016年8月 2日 23:34


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