「通級指導」、高校でも

 新聞にうれしいニュースが載っていたと友人から知らせをもらいました。

 「通級指導」、高校でも 18年度開始へ文科省が準備(2016/7/6『日本経済新聞』より)


 文部科学省は、現在、小中学校で行われている「通級指導」 を2018年度から高校でも始めようと準備を進めているという記事です。「通級指導」とは軽度の障害のある児童・生徒を対象とし、一時的に別室で行う特別な指導です。
 小中学校に比べ、高等学校での発達障害への理解が遅れているとよく言われます。

 現在、98%を超える生徒が高校へ進学し、授業料も無償化が進んでおり、ほとんど義務教育のような体制です。見方を変えれば、すべての子ども達が高等学校教育を受ける時代です。小中学校で成果を上げつつある「通級指導」が高等学校にも必要だという考えは、今や常識と言っても過言ではありません。


 そうした動向を踏まえ、一部実験的な試みが始まっていましたが、いよいよ本格的な施行への準備が整いつつあるということを素直に喜びたいと思います。
 同時に、そうした支援を受けることへの抵抗感が生徒側にあるということも忘れてはなりません。
 私は常に、「支援やサービスは本人にとって受け入れやすく、しかも具体的な効果がなければならない。」と言い続けています。

 それこそが、本人や家族の抵抗感を減らす第一歩なのです。

 ※記事は『日本経済新聞』web刊にてご覧いただけます。 http://u0u0.net/xspf

2016年8月 3日 10:00 | | コメントを読む (2) | コメントを書く


コメント

 カズ先生、いつも新しい情報を、分かりやすく伝えてくださって、ありがとうございます。高校への通級指導教室の設置の動き、本当にうれしいです。
 私は特別支援学校のコーディネーターとして、幼児期から高校生まで、広く支援しています。カズ先生が早くから提言され、実現してきた「通級指導」のスタイルは、これからのインクルーシブ教育の時代に、各学校において中心になって機能してほしい、と強く願っています。
 けれども、本県においては、小学校にすら通級指導教室がほとんど設置されていない市もあり、たくさんのLD・ADHD等が考えられる子どもたちの親御さんが希望され、市も書類をあげても、県としては「文科省の加配が付かないので難しい!」という状況が続いています。
 現在、就学相談の真っ最中ですが、親御さんに、通級指導の設置に向けて紹介し、親御さんも希望されながら、「設置できない」という状況が毎年、この地域では続いています。
 小学校の先生方も頑張りながらも、子どもたちの状況が厳しくなり(二次的な障がいが発生するなど)、特別支援学級を選択せざるを得ない、といったケースも多く見られます。私たちも今、合理的配慮の提供のために、小中学校等への啓発に力を入れていますが、もう一度、一人一人への「合理的配慮の提供」の土台となる、「基礎的環境整備」の充実に向けて、みんなで真剣に考えていきたい、「このままでは悔しい!」と痛感しています。
 カズ先生の「支援やサービスは本人にとって受け入れやすく、しかも具体的な効果がなければならない」という言葉を大切にして、子どもたち一人一人の幸せを思い描きながら、今、就学相談の報告書づくりに取り組んでいる最中です。
 私は、東京都における通級指導教室の先進的な動き(各学校への巡回指導の実施)を参考にしながら、本県でも実情にあった独自の形態を提案してほしいと願い、微力ながら、少しでも応援していきたいと考えています。
 よろしければ、様々な立場の方々からご助言などいただけるとうれしいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 
 

Posted by: K | 2016年8月 6日 23:40


ギフテッドでADHD..宿題はしない、時間が守れない、学校は休んでばかり、学校に行っても授業中も好きな本を読む、ご飯を食べるのも寝るのも何度も注意しないとできない.......6年生の息子です。勉強は嫌いだけど今はまだなんとかついていけているので高校卒業を目標に私立の中高一貫校に通わせたいと思っています。
今は通級に通っていますが、公立の中学校でないと通級が利用できないということで、情緒面に不安を感じています。私立の中学校でも公立の通級に通えたらいいのにと思います。

Posted by: 心配な母 | 2017年1月17日 23:42


コメントを投稿する

ブログの管理者が公開を承認するまでコメントが反映されない場合がありますので、ご了承ください。 また、投稿されたコメントはフジテレビKIDSが企画・制作する映像物や出版物、ウェブサイト、広告宣伝などで利用させていただく場合がありますのであらかじめご了承 ください。