パラリンピックと発達障害

 リオでオリンピック終了後、パラリンピックが開催され、日本は期待された金メダルこそ逃しましたが、選手達の素晴らしい活躍が連日報道されました。車いすでのテニスやラグビー、バスケット、また義肢でのさまざまな陸上競技も実に素晴らしいもので、多くの人々に大きな感動と勇気を与えるものでした。

 かつて冬季パラリンピックで、一本の座席のついたスキーで果敢に旗門を通過していくスラロームの選手に深い感動を覚えたことを昨日のことのように思い出します。
 今日、政治家もマスコミ関係者も「オリンピック・パラリンピック」と対にして話す姿に、時代の変化も感じます。
 願わくば、こうした行事を通してすべての障害への深い理解の広がりを期待したいものです。

 ところで障害とひと口に言ってもさまざまです。
 聴覚障害はパラリンピックには参加しません。彼らは一般のオリンピックでその力が発揮できるからです。発達障害なども、過去のオリンピックでさまざまなメダルをとった有名な選手がカミングアウトした例がたくさんあります。
 パラリンピックには肢体不自由や視覚障害、それに知的障害のある方が参加しているのですが、知的障害関係者のニュースはほとんどありません。
 
 たまたま、「パラ競泳 自閉症の田中康大 力泳、仲間に勇気」という記事(毎日新聞9/16)がありました。競泳男子200メートル個人メドレー(知的障害SM14)で、2012年ロンドン大会にて日本初の知的障害者の金メダリストとなった田中康大さん(26)のことです。
 見出しの自閉症はいささか不正確で、自閉症の場合、知的に遅れがある人もない人も含まれるので、最近は、連続体を意味する自閉スペクトラム症という用語が使われます。
 記事をよく読むと、「田中選手の活躍は知的障害者スイマーを力づけた。・・・『知的障害者もやればできるという自信を与えてくれた』」とあり、さらに、「日本競泳陣は、代表に決まった男子12人のうち、知的障害者が7人を占め・・・」と続きます。
 知的障害のある方の活躍を伝えるニュースとしてご紹介しました。

『毎日新聞』2016/9/16
http://mainichi.jp/articles/20160917/k00/00m/050/102000c

2016年10月19日 10:00 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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