あけましておめでとうございます

 このコーナーは2010年3月から始めたので8年目に入ります。思えば長いお付き合いとなったもんだとの感慨ひとしおです。

 人生にはよいことも、つらいことも、うれしいことも、かなしいこともさまざまあります。年齢を重ねるにつけ、残りの日々を、それこそ意識のはっきりしている今、伝えるべきことは伝えておきたいという気持ちが強くなります。

 昨年は、長く若年性アルツハイマーで臥せっていた中学以来の親友を亡くしました。多感な青春時代、スポーツも無頼な旅行もいろいろなことを共にした友でした。
 そして、日本の特殊教育、心理学をリードしてこられた山口 薫、東 博の二人の恩師が天に召されました。お二人は友人で、ともに90歳でした。学問だけでなく、人生の楽しさを教えていただいたことを思い出します。

 このコーナーでも紹介しましたが99歳を目前にした父を亡くしました。母の時の、自分を包んでいたすべてをはぎ取られたような喪失感とはまた違った自分の存在を改めて問い直されるような喪失感の中にあります。

 誰しもそうした別れを経験するものですが、母が90、父が99ということは、私は幸せ者だったと思います。暮れに、ある会合で仲間のK先生にお会いし、障害のある弟さんを最近亡くされたことを知りました。私も50代に障害のある姉と弟を旅立たせ、彼らの残した命のロウソクをもらったという実感があります。お互いに、そうした身内の存在は人にあまり語ることはなくても、自分の生き方のどこかに影響を与え続けてくれた気がします。

 新年早々こうした書き出しは歳のせいですね。
 ライフワークとなった心理検査等の開発と指導者養成の枠組み作りをお手伝いしながら、発達に障害のある方々の自立と社会参加に向けて私ができることをしていきたいと思っております。

 軋みつつある身体をだましだまし、軽い山歩きとスイミング、その合間の川柳とエッセイなど、知的エクササイズと思って楽しんでまいります。
 新年のご挨拶になったでしょうか。

2017年1月 4日 10:00 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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